ワシのゴールはドコだ?
この前職場のフクカチョーと雑談してたときに、本借りたけど読めんわーって話になって、何の本って聞くと、ザ・ゴール The Goal という本らしい。
なんつー分厚さよ。こんな分厚い本は読んだことがない。(島田荘司のアトポスくらいだ)
とりあえず借りてみた。
読んでみた。あー。とても面白いとは感じない。うーん、ごめんよ。面白くないよ。半分も読めなかった。
小説としてはあまりにも淡々とすしすぎていて、時系列に出来事を書いてあるだけのような、報告書か何かを読んでいる感じするし、企業の仕組み的な解説本としては、図解がないからアタマに一向に入っていかないんだわ。
ワシは馬鹿だから、書いてある事というか、言っていることがわかんねーんだわ。仕掛かりだのスループットだの、素直にね、入っていかないのよ。ココロとか、アタマにね。
それに本当にあった企業の建て直しの話だかなんだか分からんが、いまいち書いてあること、議論している内容にリアリティが感じられなくてねー。まるで登場人物がストーリーに沿って学園祭の演劇やっているような錯覚すら覚える。
それにもっと現実は腐っててドロドロしていると思うし。天下りだの談合だの権力争いだの派閥争いだの平気で行われているワケだし。役職連中の名誉だの見栄だのよーわからん理由がぎょーさん絡んでくると思うし。
個人的には、企業の究極的なゴールがお金儲けだとは思わなくてね。しっくりこない理由が”その壁”かもしれん。金、それだけじゃないと思うんだわ。企業の究極的な目的なんかオイラにはどーでも良い。だって従業員だもん。じゃ、従業員の究極的な目的はなんだよ。
企業が儲かって従業員の給与が増えれば、従業員は満足なんかな?一日のノルマが完全に決まってて、ラインを休ませないためにトイレに行くのにも手を上げて断らないといけないような、そんな愛知県にある一流の大企業の従業員の姿とかがさ、ぷぷぷって思うのよ。
金が良いって言っても、そんな職場はオイラはぜってーやだな。いくら金積まれてもね。オイラの究極的な目的は自由だと思うし。