StrangeArtのブログ

植物は太陽の陽に近づけるように成長し、重力に垂直になるように自らを曲げ、暑い夏も、寒い冬も耐え抜く。人間は、それほど強い存在ではないのかもしれない。

ネットワーク・オーディオ?考えてみたら中々維持するのが大変?

高度経済成長時代にわんさか作った道路などのインフラの老朽化が問題視されている今日この頃・・・。運用面のコストというか、状態を維持する為の費用というのが、どの世界にも必要で、実は身近にもある問題だったり。

 

例えばデジタル・データ。

 

これまで自分が生きていた中でもデジタルデータの保存媒体はFDD,ZIP,MO,CD,DVD,BDなどモノがコロコロ生まれては消えており、それは今後も続いていくものと思われる。MOは消えた。CDだっていつまであるか分からない。

 

そのデータの切替の度に、保存していたハズのデータがポロポロと喪失していくのは、ポオが”夢のまた夢”の詩の中で比喩した、どれだけしっかり掴んでいてもコボレ落ちていく黄金の砂のごとき。(ソレってば・・・ただの人的ミスじゃん・・・)

 

HDDが寿命あるものだからという理由でこれまで外部メディアに保存するようにしてきたが、外部メディアに頼るとそうやって振り回されるリスクがある。CDやDVDも寿命はあると言われているが、保存状態さえ良ければ結構な間は持ってくれる。

 

というわけで。ネットワーク・オーディオというのもの、考えてみたら中々維持するのが大変なような気がするぞ、と。

 

大量に持っていたCDをリッピングしてWAV化したは良いが、そのデータを保存・維持していく必要があるわけで・・・。油断してたら痛い目に合いそう。

 

HDDの破損やそれに伴うデータ欠損を考えると、データ化したからCD不要ってワケにもいかないのではないかと。でも都度リッピングすんのも馬鹿らしい。

 

バックアップとして何かに記録する。データ量的にはHDDのバックアップ先は、HDDがコスト的に向いている。

寿命があると分かっていても、やはりそれしかあるまい。かと言って用途的にRAIDサーバを導入するまでも不要・・・。

 

f:id:StrangeArt:20140117172643j:plain


というわけで、NASを購入。今使っているものと同型品で、容量は倍の1.0TB。未開封品の在庫品が安値で入手できた。IOデータのHDLP-Sシリーズ。小さくて静音でお気に入り。

 

で、ニコニコしながら開封して電源を入れてみると、、、見事に動作しなかった。

 

ナンデスト!!

 

イキナリですか。

 

USBからはドライブとして認識しないし、LANの場合はピーピー警告音なるし、新品の未開封品が最初から動作しないから焦った焦った。


色々疑って色々試したが、やっぱりこれは壊れている!!と判断し、症状をIOデータに問い合わせてみた。

 

すると「初期不良と思われる。代品送りたいけど廃形品なのでモノがないので、無償で修理します」と、比較的真面目な回答が返ってきた。

 

まー社交辞令的なテンプレートかも知れんが、へぇ、IOデータ悪かない対応っすわー。今時ヘタな対応するとネットで騒がれるから、メーカにとってはこーゆーのはデリケートな部分なのだろうか。(無配慮な政治家の発言とは大違い?)

 

購入元に問い合わせるとすぐに対応してくれたので、結局は購入元に対応して貰うことにした。こういう時の対応の仕方で、店やメーカのイメージが決まる。

 

まぁ何れにしてもこーやって定期的なHDDの交換は考えていかないといけないのかもしれない。まぁ、持っているデータを全て捨てる覚悟があれば、それほど神経質になる必要もないんだが・・・。(けっこうレアな音源もあるみたいだからなー。中古市場の相場を見ると良く分かったりー。)