BRYSTON B60 ご開帳~のついでの接触不良対策
どっちがついでなんだか・・・。まぁ開けないことには、な~んにもできない。
BRYSTON製品はスクエアビスで、専用工具があってもスクエア・ビスはなめ易いので極力触りたくないが・・・しかしながら先日の接触不良が気になって・・・というくらいならさっさと対策を打った方が良い。
BRYSTON B60 無事ご開帳~。巨大なトロイダル・トランスが寝っ転がっておりますわ。左右独立電源って奴で、回路も左右って感じが分かりやすい配置だ。
間違いないAC100V仕様。1Uサイズって制約があるからか、B60用に設計されたもののようだ。ま、値段も相当に物語ってますけどね。大枚叩いてこれを購入しようって人は少ないでしょうけどね。
ブルーのコンデンサが良い感じで。105℃仕様。中に製造年月が記載されている。2002年製のようだ。まだままイケますよね?
スピーカー出力部。なんと空芯コイルとコンデンサが見える。つまり出力回路にLCのローパスが組まれている。どのくらいのカットオフ周波数なのかは、数値が確認できないと分からないが・・・。
故意的に20kHz以下から切っているとは考えられにくいが、、、アンプ内部に、例えばエンファシスと同じような設計思想(例えばプリ側で高域を持ち上げている、、、とか。)があってもオカシカないか。知らんがー。
これが接触不良が判明した、問題のスイッチ部。テスターでスイッチの構成を確認。縦方向からA-B-Cとすると、Bが軸となってて、下げ方向(NORMAL=スピーカー出力)でA-B、上げ方向(TAPE=プリ出力)でB-Cがくっつくモヨウ。
横2つあるのは、左右それぞれ、ということだろう。右側から音が出にくかったのは、この右側(もしくは左側か)のみの内部接触不良と思われる。
本来ならばこのスイッチを交換、、、という運びになるのだろうが、基板をはぐらないと取れそうにないし、そもそも入手できるのか?そしてスイッチ自体の必要性って・・・。
というわけでバイパス修理を施すことにする。手ごろなコードを剥いて上側と真ん中を左右それぞれバイパスする。まぁ、強制的にA-Bにしてしまうわけだ。
しかしこの場合はレバーを上げ操作するとA-B-Cが全部くっつくことになる。A-B-Cがくっつくとどうなるのかは回路がわかんないからわかんない。危険ではあるが、 触らなければ良い。リスクは承知の上で。
わっはー。半田が乗りにくくて久々に半田つかったら芋になっちまったー。素人むき出しだぜ。ってか、もともとの基板との接触部もけっこー芋だな、おい。
というわけで、、、無事に音もなりました。
おお!!!見違えるようなサウンドが・・・!!!!
と言うのはイササカ希望的観測だな・・・。
レバー触ってA-B-Cくっつけたらどうなるのか、、、恐らく回路が2分されるだけだと思うんだが、、、と、右手がワキワキしないでもないが、、、。触らぬ神になんとやら、というわけで・・・。