StrangeArtのブログ

植物は太陽の陽に近づけるように成長し、重力に垂直になるように自らを曲げ、暑い夏も、寒い冬も耐え抜く。人間は、それほど強い存在ではないのかもしれない。

BRYSTON B60 ご開帳~のついでの接触不良対策

どっちがついでなんだか・・・。まぁ開けないことには、な~んにもできない。

 

BRYSTON製品はスクエアビスで、専用工具があってもスクエア・ビスはなめ易いので極力触りたくないが・・・しかしながら先日の接触不良が気になって・・・というくらいならさっさと対策を打った方が良い。

 

f:id:StrangeArt:20140518142225j:plain

 

BRYSTON B60 無事ご開帳~。巨大なトロイダル・トランスが寝っ転がっておりますわ。左右独立電源って奴で、回路も左右って感じが分かりやすい配置だ。

 

f:id:StrangeArt:20140518142409j:plain

 

間違いないAC100V仕様。1Uサイズって制約があるからか、B60用に設計されたもののようだ。ま、値段も相当に物語ってますけどね。大枚叩いてこれを購入しようって人は少ないでしょうけどね。

 

f:id:StrangeArt:20140518144541j:plain

 

ブルーのコンデンサが良い感じで。105℃仕様。中に製造年月が記載されている。2002年製のようだ。まだままイケますよね?

 

f:id:StrangeArt:20140518144345j:plain

 

スピーカー出力部。なんと空芯コイルとコンデンサが見える。つまり出力回路にLCのローパスが組まれている。どのくらいのカットオフ周波数なのかは、数値が確認できないと分からないが・・・。

 

故意的に20kHz以下から切っているとは考えられにくいが、、、アンプ内部に、例えばエンファシスと同じような設計思想(例えばプリ側で高域を持ち上げている、、、とか。)があってもオカシカないか。知らんがー。

 

f:id:StrangeArt:20140518144401j:plain

 

これが接触不良が判明した、問題のスイッチ部。テスターでスイッチの構成を確認。縦方向からA-B-Cとすると、Bが軸となってて、下げ方向(NORMAL=スピーカー出力)でA-B、上げ方向(TAPE=プリ出力)でB-Cがくっつくモヨウ。

 

横2つあるのは、左右それぞれ、ということだろう。右側から音が出にくかったのは、この右側(もしくは左側か)のみの内部接触不良と思われる。

 

本来ならばこのスイッチを交換、、、という運びになるのだろうが、基板をはぐらないと取れそうにないし、そもそも入手できるのか?そしてスイッチ自体の必要性って・・・。

 

というわけでバイパス修理を施すことにする。手ごろなコードを剥いて上側と真ん中を左右それぞれバイパスする。まぁ、強制的にA-Bにしてしまうわけだ。

 

しかしこの場合はレバーを上げ操作するとA-B-Cが全部くっつくことになる。A-B-Cがくっつくとどうなるのかは回路がわかんないからわかんない。危険ではあるが、 触らなければ良い。リスクは承知の上で。

 

f:id:StrangeArt:20140518144409j:plain

 

わっはー。半田が乗りにくくて久々に半田つかったら芋になっちまったー。素人むき出しだぜ。ってか、もともとの基板との接触部もけっこー芋だな、おい。

 

というわけで、、、無事に音もなりました。

 

おお!!!見違えるようなサウンドが・・・!!!!

 

と言うのはイササカ希望的観測だな・・・。

 

レバー触ってA-B-Cくっつけたらどうなるのか、、、恐らく回路が2分されるだけだと思うんだが、、、と、右手がワキワキしないでもないが、、、。触らぬ神になんとやら、というわけで・・・。